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咬み合わせはお口だけでなく
全身の健康に大切です Implant
永久歯は親知らずを除いて28本です。それぞれの歯の形が異なり、全体でバランスをとりながらそれぞれの役目を果たします。そのため、1本でも失ってしまうとバランスがくずれ、ドミノ倒しのようにお口全体の健康に悪影響を与えてしまいます。そして、それは全身の健康をも脅かすのです。
寝屋川市の歯医者「西岡歯科クリニック」では咬み合わせの大切さを考慮しさまざまな治療を行います。こちらではインプラント治療もご説明します。
咬み合わせ治療
~お口の健康だけでなく全身の健康にもつながります~
咬み合わせの重要性
咬み合わせとは、単に上の歯と下の歯を咬んだときの状態ではありません。お口には、食べ物を咀嚼するという重要な役割があります。その際には、前歯で咬みきり、舌を使って食べ物を動かしながら、小臼歯で細かく砕き、大臼歯ですりつぶすという動作をスムーズに行います。この一連の複雑な下の顎の動きのバランスがうまくとれていることが咬み合わせにとって大切なのです。一部分に過度の負荷がかかってしまうと、その歯の寿命が短くなったり、顎の関節に不具合を生じたりします。さらにはお口まわりの筋肉を緊張させ、首こりや肩こり、頭痛まで引き起こすことがあるのです。
【咬み合わせの悪さによる
さまざまな影響】
- お口の自浄作用がうまく働きにくいので、虫歯や歯周病になりやすい
- 食べ物を細かくすりつぶせないと、内臓に負担がかかる
- 歯が邪魔をして舌の動きが妨げられると発音が不明瞭になる
- 歯ぎしりにより、歯が摩耗したり顎関節症を引き起こしたりする
- 全身のバランスがくずれてしまうと、健康に悪影響を与える
- 咬み合わせの悪さがコンプレックスになってしまうことがある
咬み合わせの治療方法
咬み合わせを整えるための治療法はさまざまです。お口の状態に合わせていくつかの方法を組み合わせて行うことも少なくありません。
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生活習慣の改善
「頬杖をつく」「右側だけなど片方の歯だけで咬む」「鼻呼吸ではなく口呼吸する」「よく食いしばる」「気づくと上下の歯が接している」などさまざまなクセが悪い歯並びや咬み合わせを引き起こすことがあります。患者さんのお話を伺い、気になるクセがある場合には自覚していただき、改善を促します。
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スプリント療法
取り外し可能なマウスピースを装着していただく方法です。まず歯型を取り、上下の歯が理想の咬み合わせに近づくように形を整えた薄いマウスピースをつくります。それを睡眠中などに装着していただくのです。症状の直接の改善につながらないこともありますが、顎関節への過度の負担の軽減につながります。
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リシェイピング
咬み合わせのバランスを調整することです。理想的な上下の歯の接触の仕方は、「点接触」です。食べ物や力が逃げる道筋が必要なので、点で歯が接触することで機能を発揮します。過度の摩耗により「面接触」している場合に「点接触」になるように調整します。
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咬合再構成
咬み合わせの不具合は、ほとんどの場合、咬み合わせが低いために起こります。つまり、改善するためには高くする必要があるのです。リシェイピングは部分的な咬合調整ですが、広範囲の修正が必要な場合には咬合再構成を行います。咬み合う部分にレジンなどの樹脂を盛って高くしたり、被せ物をつくり直したりして、理想の咬み合わせに近づけます。
インプラント治療
~自分の歯のような咬み心地を得られます~
虫歯や歯周病、ケガなどで歯を失ってしまったときには、できるだけ早く治療することが大切です。そのままにしてしまうと、お口全体の健康を脅かすことにつながります。
【失った歯を放置すると負うリスク】
- となりの歯が倒れ込み、咬み合っていた歯が伸びるので咬み合わせのバランスがくずれる
- 歯が移動して歯並びが乱れ、咬み合わせが悪くなる
- 咬み合わせが乱れて一部の歯に負担がかかると、歯周病にかかりやすくなる
- 歯並びが乱れて汚れがたまりやすくなると、虫歯や歯周病のリスクが高まる
- 顎関節症を引き起こすことがある
- お口まわりだけでなく全身のゆがみにつながる
インプラント治療とは、失った歯の機能回復のための治療のひとつです。失った歯の顎の骨に人工歯根(インプラント)を外科手術で埋入して支台にして、セラミック製の被せ物を装着したり、特殊な入れ歯を使ったりする治療法です。寝屋川市の歯医者「西岡歯科クリニック」では、精密なインプラント治療に対応します。お気軽にご相談ください。
【こんな方におすすめします】
- 入れ歯ではしっかり咬めない方
- しっかり咬めて何でも食べられる食事を楽しみたい方
- 治療したことを他人に気づかれないような自然な見た目にしたい方
- 白くきれいな歯にして口元の美しさを得たい方
- 残っている歯に負担をかけたくない方
- 治療後の歯を長く保ちたい方
インプラント治療のメリット・デメリット
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メリット
- インプラントがしっかり顎の骨と結合すると、自分の歯のような咬み心地を得られる
- セラミック製の被せ物を装着すれば、白く美しく仕上がる
- まわりの歯に負担をかけない
- 顎の骨に刺激が伝わるので、顎の骨が痩せてしまうのを防げる
- 毎日のケアと定期的なメインテナンスをすれば長く使える
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デメリット
- 保険適用外なので比較的高額
- 外科手術が必要
- 治療期間が比較的長い
- 全身疾患がある場合には治療できないことがある
当院ではきちんとご説明したうえで、患者さんにご検討いただきます
失った歯を補うための治療法には、インプラント治療のほかに入れ歯治療やブリッジ治療があります。どの治療を患者さんが望まれるかは、じっくりお話を伺わなければ分かりません。インプラント治療は比較的あたらしい治療法で、受ける方が増えていますが、メリット・デメリットがあります。丁寧に分かりやすくご説明しますので、まずそれぞれの特徴を知ってください。そのうえで、治療法をご選択ください。
当院のインプラント治療のこだわり
ご説明
インプラント治療は、まだ比較的あたらしい治療ですので、知っているつもりでも知らないことが多い可能性があります。インプラント治療について理解を深めないうちに、受けてしまうと想像と異なっていて戸惑うかもしれません。それではどんなに精密な治療でもご満足いただけないでしょう。そんなことが起きないように、当院では治療前のカウンセリングを大切にして、口頭だけでなく、ご説明用のアニメーションソフトを使って丁寧に分かりやすくご説明し、お口の状況もモニタでご確認いただきます。
設備
インプラント治療を行うためにはさまざまな設備が必要です。そして大切なのは高精度の設備だけでなく、それを扱う技術です。つまり「設備のデジタル」と「技術のアナログ」の融合が欠かせません。
当院では、便利な歯科用システムを積極的に導入し、さらにしっかりと使いこなせるように常に歯科医師が技術の向上に努めます。そして「デジタルとアナログを融合」させて、はじめて真価を発揮します。そのうえで患者さんに安心の治療をご提供するのです。
導入設備 | |
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サージカルガイド | 精密検査の結果にもとづいた治療計画通りの位置にインプラントを埋入するため、手術のときに使うガイドです。お口に装着すれば、穴をあけるドリルがぶれることなく計画通りの位置と深さに穴をあけられます。 |
大口式スプリッター | さまざまなインプラントに対応する当院では、インプラント埋入のための穴をドリルで開けるのではなく、細めの針「スプリッター」を使用することがあります。それが「大口式スプリッター」です。 |
歯科用CT | 顎の骨の詳細情報を得るために使用するのが歯科用CTです。お口の状況を立体画像で確認できるので、精密な治療計画が立てられます。患者さんにも分かりやすいのでご説明の際にご覧いただきます。 |
ピエゾサージェリー | 超音波で骨を切除する医療機器が「ピエゾサージェリー」です。ほとんど痛みがなく患部を切開できます。患者さんの負担も大幅に軽減できます。 |
速さ
オーソドックスなインプラント治療では、まずインプラント体を顎の骨に埋め込んで、歯肉で覆い結合するまでの治癒期間を設けます。そのあと歯肉を切開して人工歯との結合部分のアバットメントを装着し、さらに歯肉の治癒を待ってから被せ物などを装着するのでかなりの期間を要します。しかし、お口の状況によっては、歯を抜いたその日にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入法」も可能です。この方法ができれば顎の骨が縮んでしまうのを少なく抑えられるだけでなく、治療期間の短縮にもつながるので、「できるだけ早く治療を終えたい」という患者さんのご要望に沿うことができます。
インプラント体
インプラント体とは、顎の骨と結合する部分の人工歯根です。顎の骨の中に埋め込むので安全性が確保されていなければなりません。そのため当院では、歯科医療での使用認可を取得しているジンマーとノーベル、オステムとハイオッセンのインプラントを採用しています。インプラント体の種類はさまざまですので、その中でも日本人の細い顎の骨に埋入できる種類を選びます。また日々進化するインプラントの情報にアンテナを立て、より安全性の高いインプラントを厳選しま
(ピックアップ) 当院ではインプラントオーバーデンチャーを取り扱っています
インプラントオーバーデンチャーとは数本のインプラント体を埋入し、その上に特殊な総入れ歯を装着して入れ歯をしっかり固定してお口全体の機能を回復する治療法です。入れ歯治療ではかたい物が咬みにくくても、インプラントオーバーデンチャーはしっかり固定するので、外れにくく咬み心地の向上が期待できます。また本格的なインプラント治療よりもインプラントの本数が少ないので、身体への負担が少ないうえ、治療費も抑えられます。施術にはサージカルガイドを使用することで、身体負担を抑えることもできます。お気軽にご相談ください。
インプラント治療の流れ
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STEP1
歯肉の切開局所麻酔をして歯肉を切開して、顎の骨を露出させます。
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STEP2
ドリリング専用のドリルでインプラントを埋め込むための穴をあけます。
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STEP3
インプラント体の埋入治療計画通りの位置にインプラントを埋め込みます。
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STEP4
治癒期間インプラントを歯肉で覆って、顎の骨に結合するまで待ちます。
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STEP5
アバットメントの装着インプラントが安定したら、ふたたび歯肉を切開してアバットメントを装着します。
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STEP6
人工歯の装着歯肉が治癒したら人工歯をつくって装着し、歯の機能回復をはかります。
インプラントを長持ちさせるためには
メインテナンスが欠かせません
インプラントはチタン製の人工物なので虫歯の心配はありませんが、毎日のケアを怠ると歯周病に似た「インプラント周囲炎」を起こす可能性があります。するとインプラントのまわりの歯ぐきや顎の骨が壊れて、支えを失ったインプラントが使えなくなるのです。
インプラントを長く保つためには毎日のセルフケアともに歯科医院での定期的なメインテナンスを受けてください。汚れをしっかり落とすだけでなく、咬み合わせもチェックして、インプラント部分だけでなくお口全体の健康をサポートします。
保険適応外料金
目安として、インプラント1本あたり35万円前後です。お口の状態や症例によって異なりますので、ご相談ください。
ピックアップ【院長からのアドバイス】
歯を失ったすべての方にインプラントをおすすめするわけではありません。補綴(ほてつ)治療にはさまざまな種類がありますので、大切なのは患者さんに合う治療法をご提供することです。私たちは、患者さんの声に耳を傾け、お悩みを解消し、トラブルを治療しますので、何でもお気軽にご相談ください。
原因不明の不定愁訴は咬み合わせが引き起こしているかもしれません
インプラント治療が気になる方もご相談ください
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